今回内陸ながら直撃した被災地で思ったが、日本人の当たり前の日常とは、凄く業の深い、欲深いものなんだなあ。

電気が使え、飲める水が出て、日々美味しい生鮮品が食べれて、毎日ガスで風呂を沸かせ、高速ネット回線を使い、Amazonを注文し、旨い酒に耽溺し・・・仕事しないと金が入らない事以外はユートピアだな。

ライフラインが完全に断たれている時は「電気だけでも・・・」と言い、電気が復旧すると「あとは水があればなんとか・・・」と言い、水がどうにかなると「せめて携帯メールだけでも・・・」と言い・・・・人間の底無しの欲深さを自分自身で体感できました。
現在は、「ガソリンは我慢するかAmazon配達を・・・」と言ってる所。

今復興という名のもとに日常回帰が叫ばれていますが、回帰すべき過去の日常というものが本当に正しかったものだったのだろうか?

日常が変わらないのであれば、疑問を唱えた自分が変わる必要があるのだろうか。