ここ最近の間に、前日に深酒やクソ夜更かしでもしない限り、6時半には勝手に目が覚めるようになった。

色々な人、親、親戚、先輩などに聞いていた「おじいちゃん時間」という奴に自分が捕まってしまったことに気付いた。気付いてしまった。

今までは、そうなってしまった人、を軽く揶揄してみたりしていたのだが、実際に自分がそうなると、困惑しか自分の中に生まれない事に非常な驚き与えてくれることに感動してしまった。

簡潔に言えば、「俺もよくわかんねーけど目が覚めちゃうんだよ!なんだこれ!?」ということだ。

すげえ早起きしてジョギングしているという先輩も、母方の祖父、叔父が毎朝ランニングしていたということも、話を聞いた当時は「本当に暇なんだな」としか思わなかったがどうだ。

この、早朝の静けさ、輝き、時間の余裕というものは。

自分が生きている世界が、また拡大し、色彩を増したように思える。

そういう受入方をしたということは、所謂「老い」の入り口を受け入れる準備は出来ているのだろう。

反対にヤベーな、と思っているのは、どうあっても6時半までに目覚めてしまうので、寝る時間によっては凄まじく睡眠不足になってしまうので、結果的に早寝しちゃうように体に思考が追随してきているという、本当の老いが侵食してきていることだ。

これは、どうにもこうにもな。